サトウキビを使ったポリエチレンフィルム
ユダ木工は、再生可能な資源を使い、石油・石炭などの枯渇性資源をできるだけ使わない製品づくりを目指しています。そんな私たちの「ちょこっとエコ」な取り組みをご紹介するコラムをはじめました。第1回は「サトウキビを使ったポリエチレンフィルム」のお話です。
お客さまのもとに届いた木製玄関ドアは、工事中に傷がついてしまわないようにポリエチレンフィルムで保護されています。
このフィルムは、サトウキビ由来のポリエチレンを一部使用した、ちょっと環境にやさしいポリエチレンフィルムなのです。
サトウキビのポリエチレン
サトウキビから砂糖を精製すると、大量のしぼりかすと廃糖蜜が残ります。少し前までほとんど廃棄されてしまっていたこれらの資源を活用した、環境にやさしい仕組みです。廃糖蜜由来のバイオマスエタノールを原料にポリエチレンを作るだけでなく、しぼりかすはサトウキビの処理工場でエネルギー源として使われています。
当社で使用しているポリエチレンフィルムには、このサトウキビポリエチレンが含まれています。従来のものから変更することで、化石燃料の使用量約10%、大気中のCO2排出量約6%の削減になります(JORAバイオマスマーク認定商品)
太陽と植物の恵みを大切に使って、すこしでも環境にやさしい仕事をしていきたいと、つねづね考えております。
「葉っぱの世紀のはじまり」でした。