5月、ユダ木工にミツバチの巣箱がやってきました。
ビルの屋上など、市街地に巣箱を設置する「都市型養蜂」をご存知でしょうか。
ミツバチは巣から半径2~3㎞の広い範囲を飛び回り、花の蜜を集めます。
ミツバチへの農薬ダメージを減らすため、田畑が少ない市街地での養蜂が現在注目されています。
岩国の「つかもと養蜂場」様の、都市型養蜂への取り組み、
そしてユダ木工の、地元と自然の恵みへの思いが合致し、
このたびユダ木工の屋上で養蜂の実験をすることになったのでした。
はじめまして!
板の片面に約1500匹。
ひと箱で、なんと1万2000匹ものミツバチがいるそうです。
木製ドアの端材でこんな屋根を作り、
照り返しを遮る柵も作りました。
下は女王バチが卵を産む巣箱、上は働きバチが蜜をためる専用の巣箱です。
(体の大きい女王バチが、上の巣箱へ上がれない仕組みになっています)
そして設置から1か月後の6月。初採蜜を行いました。
(RCCテレビ様が取材に来てくださいました)
ミツバチは巣へ集めた蜜に羽で風を送り、水分を蒸発させます。
より濃く、糖度が高くなった蜜に蓋をすることで、腐らない保存食が完成します。
遠心力を使って、巣を壊さずに蜂蜜だけを取り出します。
回し始めると、花のいい香りが。
採れたての蜂蜜ほど、花の香りが強いそうです。
数段階の濾過を行います。
とても濃い蜂蜜なので、ゆっくり流れていきます。
糖度は80度!
皆で味見をすると、とっても甘いけど後味はさっぱり。
そして花のいい香りが、はっきりと感じられます。
採蜜を行うシーズンは7月頃まで。
ユダ木工の屋上で採れた蜂蜜は、ユダ木工の工場見学にお越しいただいた方へプレゼントとしてお渡ししたいと思っています。