木製玄関ドア メンテナンスのお問合せ
はじめてO様(仮名)からお問合せをいただいたのは2019年9月でした。
10年目を迎えるユダ木工木製ドアのメンテナンスについて、
色がくすみ、節のまわりの色が剥がれたりしている部分を
どのようにメンテナンスすればよいのか?というお問合せでした。
以下の写真が、当時メールで送っていただいた写真です。
ユダ木工からの木製玄関ドアメンテナンスのアドバイス
一部分だけを綺麗にしようとすると難しく、そこだけ目立ってしまう可能性が高いです。
そのため、全体的にメンテナンスをすることをお勧めします。
塗料メーカーと品番をお伝えし、加えて塗装方法を簡単に説明させていただきました。
【 塗装方法 】
■パイン材特有のヤニと、部分的な塗装の剥がれが目立つため、
まず全体的に素地研磨(※)をする。
※塗装をサンドペーパーで落として、木の素地の状態にすること
■その後、塗料を塗布する(ウエスにてふき取り木目を出す、拭取り塗装)。
ただ、その作業は一般の方だと難しいので、専門業者(工務店や塗装屋さん)への依頼をお勧めいたしました。
その後ご連絡がなかったため、専門業者の方に依頼されたのかと思っておりましたところ、
1年半後の2021年1月に「できました」と、感動と喜びの写真が届きました。
それがこちらの写真です。
O様に質問しました。
専門業者さんに依頼されたのか?それともご自身でリフレッシュ塗装をされたのか?
O様はご自身で再塗装をされたとの事でした。
専門知識を持つわけではなく一般の方であるとのことでしたが、
たいへん綺麗に仕上げてくださっていました。
メンテナンス作業の感想をうかがいました
一番大変だった作業は「金属部分のマスキング、細い部分のサンディング」とのこと。
最初は色むらが出たようですが「何度か重ね塗りをしている間にムラも解消し、深みが出てきました。終わってみると3回も重ね塗りをしました。一番の失態は、タイルの上にペンキを垂らしたことです。しかし、終わってみるとても達成感があり、よりドアに愛着が湧きました」
と、嬉しいコメントをいただきました。
お願いして、ビフォーアフターと、途中経過のお写真も送っていただきました。
作業風景を含めた写真を送っていただきましたので、合わせてご紹介させていただきます。
塗装前の玄関ドア
全体をサンドペーパーで研磨
塗装1回目
塗装3回目
「塗り重ねるとだんだん深みが出てきた」とのご感想通り、とても美しく仕上がっています。
大切に手入れしながらご愛用いただいている木製ドアを見ると、
いつも大変嬉しく、ありがたく思います。
ユダ木工はコラムやYOUTUBE、インスタグラム等で木製ドア情報を発信しています。
メンテナンスまでを含めた「木製ドアのある暮らし」を多くの方に楽しんでいただけるよう、
これからもより一層、内容を充実させていきたいと思います。