うちエコ診断を体験!地域がつくる「くれエコフェスタ」うちエコ診断会 後編

うちエコ診断を体験!地域がつくる「くれエコフェスタ」

広島県環境保健協会が主催する「うちエコ診断会」のノベルティグッズの製作を行いました。
そこで、うちエコ診断会が行われたIHIアリーナ呉のくれエコフェスタ2023を訪れました。

くれエコフェスタは環境に対する関心を、一人でも多くの方に持ってもらいたいという想いをもとに2003年から開催された体験型環境イベントです。会場は企業や団体、学校等による様々な出展ブースと訪れた人で賑わいをみせました。

食品ロスやエネルギー資源に関する体験ゲームや昆虫や水生生物の展示など、様々なブースが出展。会場には呉市のキャラクター呉氏が登場しダンスを披露しました。

ユダ木工では今回のうちエコ診断のノベルティグッズとして、国産ヒノキ材を使用した時計とカッティングボードを製作しました。
ノベルティグッズ製作につきましては前回コラムにて詳しくご覧いただけます。

 

うちエコ診断会

うちエコ診断とは、家庭ごとのエネルギー消費量とCO2 排出量の大きさを診断し、ライフスタイルに合わせた省エネ・省CO2対策を提案するサービスです。
今回うちエコ診断会を主催した広島県環境保健協会の松尾様にお話を伺いました。

広島県環境保健協会
「みんなの生命(いのち)をまもりつづけたい。」の基本理念のもと、市町公衆衛生推進協議会の健康づくりや環境づくりを支援し、「地域活動支援センター・脱温暖化センターひろしま」における公共活動や「健康科学センター」「環境生活センター」における健康事業、環境・生活事業に取り組んでいます。

地域や築年数、人数など、各家庭でエネルギーを使用量や使用箇所、頻度は異なります。
「うちエコ診断は各家庭のご都合を聞き取りながらアドバイスすることができます。そのため対策も各家庭に合った、取り組みやすいものになっています」
その他うちエコ診断ではCO2の排出の内訳やエネルギーの消費状況を把握することができます。

今回実際にうちエコ診断を体験させていただきました。
はじめに世帯人数、家の造り、床面積、築年数、1か月の電気代、ガス代、暖房の設定温度などの情報を入力します。すると自宅のガスや電気などの使用量のグラフと、自分が住んでいる街で、自分と同じ世帯数の平均値のグラフが表示されます。
この二つのグラフを比較し、大きな削減が期待できる箇所の対策を提案していただきます。

今回の診断では給湯関係、照明関係を見直すことで、さらに省エネで光熱費の削減ができることがわかりました。
うちエコ診断で推奨される対策はお金の節約はもちろんのことですが、なにより生活する人たちのカラダと快適さを考えた提案でした。そして、燃費のいいものに買い替えるといった対策だけでなく使用量や、使用時間を少し意識することで変えられることも多くありました。

「この診断の面白いところは順位が出るところなんです。CO2の削減量だけでなく、年間にしていくら費用が安くなるのか、具体的にわかるので楽しみながら頑張れるのではないでしょうか」

皆様もご家庭にあった「うちエコ診断」を試してみてはいかがでしょうか。

 

取材協力

広島県環境保健協会様
http://kouei-kyo.hatnet.jp/