この町に笑顔とワクワクを。パン&お菓子屋さんの木製ドア

一通のメッセージから

「私のお店にヨーロピアン玄関ドアを採用しました。今度オープンするお店なのですが、とってもお気に入りのドアなのでユダ木工さんへお礼を言いたくて。ありがとうございます」

先日、そんなとても嬉しいメッセージをいただきました。福岡県久留米市に今年オープンした、手づくりパンとお菓子のお店「usapan(うさぱん)」を取材させていただきました。

手づくりパンとお菓子のお店の入口、チーク色のヨーロピアン玄関ドアと木製ベンチ

 

「ちょっと気になる!」の仕掛け

お店は住宅地の一角にあります。専用駐車場の向こう、少し奥まった場所で、営業日にだけ小さな看板が出ています。出迎えてくださったオーナーさまにお話を伺いました。

「このお店は住所も非公開で、道路からちょっとだけ見える隠れたお店です。だからこそ、通りかかる人が『あの可愛いお店って何だろう!ちょっと気になる!』と思うような外観にしたくて。そのために扉は木製玄関ドアにしようと決めていました」

手づくりパンとお菓子のお店usapanの木製玄関ドアと笑顔のオーナー様

usapanのお店づくりのスタートは、主役となる木製玄関ドア。玄関ドアに合わせて外観と内装をコーディネートされたのだそうです。

「木製玄関ドアは、工務店さんから品質が良いと勧められたユダ木工を採用することにしました。行きつけの美容院でそれを話すと『うちのドアもユダ木工だよ』と教えてくれて。さらに大好きなカフェの木製玄関ドアもユダ木工。私の好きな人たちと同じドアだ!うれしい!と思いました」とオーナーさま。

 

お店の始まり 「じゃあ、作ればいい!」

オーナーさまがお店を始められたきっかけは、ご友人のお子さまのアレルギーでした。

「アレルギーがあると市販のパンが食べられなくて。じゃあ、食べられるパンを作ればいい!と思ったのがきっかけで、パンとお菓子の教室を始めました。レッスンの度に新しいレシピを考案していると、どんどん増えていきました。それで、パン屋さんを開こうと決めたんです」

その後、オーナーさまは本業の大手カフェチェーン店でお仕事をするかたわら、パン作りの勉強のために個人店のカフェで修行を積まれました。そして開業のために一から土地を探し、この場所に店舗併用住宅を構えられたのだそうです。

手づくりパンとお菓子のお店usapanの調理パン

手づくりパンとお菓子のお店usapanのパンの、バックヤードストック

▲ショーケースの裏には沢山のパンがぎっしり

「お客さんがお店に並んだパンを見て『どれにしよう!』と喜んでくださるのが嬉しくて、沢山の種類を一人で仕込んでいます。白いご飯みたいに毎日食べたい、『ふだんのパン』を作っていきたいです」

 

手づくりのパン、手づくりの木製ドア

usapanのパンはすべて手ごね。自然発酵を行い、家庭用オーブンで焼き上げます。

「気温や湿度の変化に合わせて、パン作りにも微調整が必要です。季節に合わせて少しずつ分量などを調節して、手づくりしています。ユダ木工の木製ドアもひとつひとつ手づくりだと聞きました。私の作るパンと一緒ですね」

手づくりパンとお菓子のお店usapanの仕込み用キッチン

▲ 仕込み用のキッチン。ここで全てのパンが作られます。

かわいいパンダの手書きイラストが描かれた配達用ボックスと、おしゃれな真鍮の店舗照明

▲ かわいいパンダの手書きイラスト付きの配達用ボックス。店舗照明は玄関ドアのドアハンドルに合わせた真鍮製でコーディネート。

店名「usapan(うさぱん)」の由来は「うさぎとパンダ」。親しみやすくて覚えやすいようにと、かわいい動物の名前を選ばれたのだそうです。

 

選び抜いたものを大切に

パン屋オーナーの、白と木目を基調としたシンプルなリビングインテリア

暮らしのこだわりについても、お話を伺いました。選び抜かれた素敵なアイテムでコーディネートされたリビングを見学させていただきました。

「大好きなものだけを取り入れた、シンプルだけどこだわりがいっぱいのリビングです。かなりシンプルにしているので、お友達を呼ぶと「料理をしない人のキッチンみたい」と言われます(笑)」

こだわりの椅子を一脚、今度お迎えする予定なのだと教えてくださいました。家族に必要なもの、美しいものを一つ一つ吟味して、大切に愛用されているところが素敵です。

鳥をモチーフにした、イッタラのガラス製オブジェ

「子ども用のプラスチック食器はあえて使わず、子どもも大人も同じ本物の陶器やガラスの食器を使うようにしています」

北欧風無垢テーブルの上に並べた、イッタラのカラフルなマグカップ。白と黄色と水色

 

わくわくする場所をつくりたい

手づくりパンとお菓子のお店usapanの看板。「open 木よう日」

「usapanは『パンとおやつのお店』としてオープンしました。けれど、それはひとつの取っ掛かりだと思っています」とオーナーさま。

パンを買った後、近くの公園でピクニックをされるお客さまも多いそうです。また、駐車場が一杯のときには、近くのコインパーキングから歩いてくるお客さま同士が到着までに仲良くなり、ご友人同士のように来店されることもあるのだとか。

「20年後は、きっとまた違うことをしていると思います。このお店を、地域の皆が集まるコミュニティのようにできたらいいな。皆がわくわくする場所にしていきたいです」

手づくりパンとお菓子のお店usapan(うさぱん)の外観。大きなガラス窓がついた木製玄関ドアが庭の植栽と光を反射している

 

usapan(うさぱん)
instagram https://www.instagram.com/usapan_pantooyatsu/

 

使用木製ドア
ヨーロピアン玄関ドアシリーズ

YH105-A1023 OTK4色
オプション 真鍮製レバーハンドル