次世代の山づくり② 森林再生協議会 支え合う林業

 いろいろな再造林1 たなべたたらの里
★いろいろな再造林2 森林再生協議会

森を守り、暮らしに生かし、木と共に生きる。ユダ木工は木製ドアづくりを通して、持続可能で豊かな社会の実現を目指します。そして、次世代の山づくりを支援する新しい取り組みを模索しています。

今回のコラムは前編・後編で、いろいろな次世代の山づくりの取り組みについてご紹介します。前編のたなべたたらの里さんに続き、後編では、地元 広島県の「広島県西部地区森林再生協議会」での取り組みをご紹介します。

これからの林業を考え、支援する

森林再生協議会のKさんにお話を伺いました。

山の少子化

今問題になっているのは、今後日本の山には超高齢樹が増えていく一方、若い木が減っていくということです。
日本全体の課題

 

山の空き家問題

再造林が進まない理由
林業者の負担が大きいことも問題ですが、もう一つ大きな問題があります。
それは山林の所有形態があまりにも細かすぎることです。
土地の所有区分が細かく分けられていて、所有者がわからない山が沢山ある。

そういう山は、かつて、地域資源として皆で共有されている山でした。
炭・薪など
明治時代頃に、土地の所有権を明確化する取り組みがなされました。
どこからどこまでが誰の山、というのが非常に細かく決まっている。
そういう山の再造林をするには、土地の調査からはじめる必要がある。

そのために
林業にかかる費用の支援だけでなく、
林業の改革のためのより広い支援が、国をあげて始まっている

林業適地 
「林業経営ができる山を絞っていく」
所有者が分からない山を含め、今放置されている沢山の山。
その中から林業に適した山を見極め、林業地を絞る。
それ以外の山は針広混交林に移行させる

 

川上から川下へ

森林再生協議会は、木材流通業者が林業を支え合う仕組みを作っている。
ユダ木工もこの仕組みに参加できないかと相談しました。
すると、協議の結果、新しい仕組みが生まれることとなりました。

これまで 木材流通 川上だけ
これから 木材消費者 川下への広がり